デザイン制作に思う、最近のAI事情。

ここ最近のAI進化はめまざましく、企業も個人も、もはや日常の一環としてAIを使いこなしている。最近お仕事をご依頼いただいた「子育て支援センターさくらんぼ」代表の松野敬子さんもそんなおひとり。チラシデザインや報告書での活用、出版物の子どもの服を替える、顔がわからにようにする(プライバシー保護の観点により)、背景を変える・・など、様々にAIを活用するヘビーユーザー。

今回さくらんぼさんのご依頼は、センターの顔となる「ウインドウサイン」のデザイン。
この窓は、一階のメインとなる乳幼児広場で、通りに面した窓サイズはw3470×h1600と、大きなもの。

1階の広場にはカラフルで美しいGRMM'S(グリムス社)の遊具があり、明るく快適で清潔感がある。
当初のデザインコンセプトは「自然の木や植物や動物をモチーフに、道路側に馴染むような優しい風景となるようなもの」。

デザインを進めたが、さて、ここでAIが登場!!


建築設計家のアドバイスをもとに、松野さんがAIにまとめさせ出てきたのが下記の文章。

『渋いベージュ系の外壁と、ナチュラルでやわらかな室内空間に調和しながら、子どもたちの「わくわく」や「発見」の気持ちが自然に立ち上がるウィンドウサインを目指す。
表現は、キャラクターや動物のような具象モチーフではなく、施設名にもつながる**“さくらんぼ”を抽象化したかたち**で構成する。丸み、連なり、リズム、実と葉を思わせるフォルムを用い、遊び心はありながらも、空間全体としては上品で落ち着いた印象に仕上げる。

このサインは、子どもにとっては「なんだか楽しい場所」と感じられ、保護者にとっては「安心感があり、センスのよい子育て支援の場」と映ることを大切にする。
大型遊具やおもちゃがもつ原色の楽しさを受け止めつつ、サインそのものは彩度を少し抑えた色設計にすることで、建物や室内との一体感をつくる。』

さあ、このAIの出した「文章をデザイン化」というわけで、デザインを練り直す。再度制作したデザインはクライアントさんに出す前に、当方もAIにこの文章通りになっているかどうか確認させたうえで、『なっている!』というAI太鼓判を得て提案!・・・というなんとも面白い過程を経て無事納品。

いまやクライアントさんがデザインをAIにつくらせ、デザイナーには修正〜仕上げを依頼するところもあるらしい。
今後、まだまだ予想を超えるAI活用法が出てくるだろう。デザイナーは、AIというこの超便利なツールに飲み込まれず、どうつきあい取り込んでいくべきか、当分の間思索がつづきそう。


施工の様子

印刷出力・施工は地元の(株)日本アート印刷さん。AI談義をしながら和気あいあいと作業が進む。

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